スマホ(au HTC J Butterfly HTL21)充電台の自作2013/09/30

小生のスマホは、充電がめんどいのです。
充電口が一番下にあり、キャップがついているのでそれをツメでちょいちょいとやって外し、ケーブルを突っ込む必要がありますが、ご存知の通りスマホはヒマさえあれば充電を心がけないといけません。1日に何回これをやっていることか。

「置くだけ充電」などという夢のような機種も最近ありますが、旧モデルを買ったばかりであと2年は使います。
ネットで専用クレードルの存在を知り、早速ゲット・・・と思ったら、生産量が少なく奪い合い、あろうことか既に生産中止、auショップでも取り寄せ不可、ヤフオクではプレミア付きで取引されていると。なんじゃこりゃー。

なんだよー、と思いながら情報漁っていたら、「自作充電台」の情報がちらほらと。この端末の(とてもイイ)特徴として、裏面に充電端子があり、ここから充電するグッズを自作するハナシです。
ほお、ぐふ、やってやろうじゃないの。


・・・ここまでは普通にある話なんですが、この記事のポイントはそこではなく、下手をいかにしてカバーするかにあります。

ただし役に立つのは「HTL21のユーザーで、自作派であって、工作精度が(小生のように)よくない人」なので、はたして日本に何人いるのか・・・


こちらが自作した充電台。右1号機、左が2号機。
参考にしたのは
http://blog.goo.ne.jp/masao-mats/e/b46b2e452d225ad2d1a5abe65670a8c8
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/130/130930/
等々のサイトです。お世話になってます。




これが充電端子。ちっちぇー。両側の2つを使います。



ケースをつけたままで充電するため、穴を開けました。すでにこの時点でズレております。工作精度にはまったく自信がありません。

しかしケースを外してから充電台に置く、などは本末転倒。ポンと置くだけでOK!を追求するのが眼目です。




いつも行っている電子パーツ屋でみつけたスプリングプローブという部品を使って1号機を作成。




作っている時点で「たぶんだめだな」と思いました。
何がダメかっつーと、充電端子の大きさは1mmあるかないかで、その位置に正確にこの先っちょが接触するとは思えん、ということです。

予想通りに接触不良頻発。スマホをちょい・・ちょい・・・とずらしながら位置を探り、充電ランプが点いたところでそっと手を離す・・・
あ゛~!!下からケーブルつないだほうが早いわ!!
おまけに気づくと接触しなくなってて充電されてねーし!


ここで「ピン!」とヒラメキました。
早速ホームセンターでパートしている司令官にメール。
「薄~い、できれば0.1mmくらいのしんちゅう板買ってきてください」
電話くる。
「もしもし~、長さ1mのロールで千数百円だけどいいのお?」
「いや、3cm四方もあればいいんだが」
「何に使うの」
「スマホの充電台作る」
「・・・(またワケのわからんこと考えてるな、ウチのダンナは)」
「そんなにいらないので、結構です」
「あっそ、ブチ」

とにかく薄い金属板が欲しい。こういうときには、小学生の頃のガラクタ箱をひっぱりだします。

40数年前のガラクタ。ちなみにこれは電子部品的なやつで、他に機械系ガラクタ箱とかネジ類系ガラクタ箱とか、イロイロあります。




ラグ板っつーんだったかな?穴がよけいですがとにかく薄い金属板ではあります。ネジ止めしてアースをつなぐ、というようなときに使うやつですが、そんなこたぁどーでもいい。浮かんだアイディアを試したくてしょうがありません。




ポンチでへこませます。




反対側はぽちっと出ます。本体端子を傷つけないように尖りはヤスリでちょっとだけ削ります。





薄い両面テープでポッチを端子に入るようにとりあえず位置合わせ。




この金属板同士が接触するのが一番コワイ。この状態でショートしたらスマホが壊れるだろうな。上からセロテープで押さえる・・・お、テープのノリ同士がくっつくからズレはしないか。とりあえずはこれでうまくいくか試そう。




カバーをつけると、狙い通りに端子の大面積化がはかれました。おまけに本当の端子に向かって落ち込んでいるので、スプリングプローブの先っちょがそこに誘導され、押し付ける効果も期待できます。
しかし汚い。これはひどい。うまくいったらきれいにやり直すつもりです。




結果はバッチリです。適当な感じで置いても、ケースの穴に先っちょが入れば確実に充電ランプが点きます。穴に入ると「パチッ」と音がするのでわかります。





こんな感じ。ケースに開けた穴は直径3mmありますので、そこには確実に入ります。



家に1台、会社に1台です。非常に充電がラクになりました。
さて、薄い金属板をさがしてきれいにしよう。


後日・・ちょっとだけきれいにしました。しかしこれでもズレてるな。性格だな。


穴が歪んでカッコワルイけど、充電台に置いてゆすっても全然オッケーなんで、ヨシとします。

コメント

_ 茶々 ― 2013/10/01 09:21

おはようございます。

素晴らしい!
これは端子の大面積化を図ったところがミソというわけですか。
他サイトを参考にされたとのことですが
青は藍より出でて藍より青しとはこのことですね。
全国から注文殺到の予感が・・・。

_ しま ― 2013/10/01 09:57

おはようございます!

さすがご主人、わかっていただけましたか!
ミソは2つ、大面積化(狙った)と本接点へ落ち込む角度による誘導・押付け効果(思わず)です。
すっごく久々の会心の結果でした。工作好きなわりには細かい精度はダメダメなんで、今回もやっぱりダメだったか、と思ってたんですが、コロンブスの卵的逆転勝利でこの日はビールに日本酒もつけました!

司令官にトクトクと説明をしたら、「へー、やったじゃん」(最大級の賛辞)
で終わりと。

_ アッキー ― 2013/10/03 16:44

しまさんコメントありがとうございました。

http://msakkiy12.nassy.jp/e169607.html

ブログ覗かせていただきました。すばらしいですね!!
接点の所を処理する発想はありませんでしたw
USB基板の方法をしようと思っていたのですが、地元のホームセンターには売っておらず、ネット注文しかなくて…とりあえずやってみっか〜的な感じでやった次第ですw
やっぱり基板買って、ケーブル買って作りなおすしか無いなって思っています。
自分も頑張って自作します!!

_ しま ― 2013/10/03 21:41

アッキーさん、コメントありがとうございます!

いや、工作ヘタを接点側で処理しようという、邪道というかなんというか・・・
しかし実は自分でもよく思いついた!と思ってご紹介してしまいました。

USB基板とは、マイクロUSBメスのやつですか?
私は千石電商の通販で買いました。
http://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=EEHD-007G

1袋で3個入り、充電端子に使えるピンコネクタも一緒に入ってたのでそれで2号機を作りました。1号機のほうが高級で凝ってますので退化ですが結構快適に使用できてます。
お互いこれからもDIY道にいそしみましょう!

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