ヌードルメーカーで自家製そば2016/03/02

我が家は結構そばが好きです。辛味大根の栽培をしているときはスーパーでとりあえず気に入った生そばを買ってきていました。しかし数年前に福島の猪苗代湖畔で食べた田舎そばがあまりにもうまくて忘れられず、なんとか福島まで行かずともあれに近いそばが食べられないものかと思っていました。

そのそばは色がかなり黒めで星がたくさん入っており、殻ごと挽いた会津産の玄挽きのそば粉が手に入ればそば打ちチャレンジしてでも・・・と興味を持って色々調べていました。
そういうそば粉はいまだに見つからないんですが、調べているうちに「家庭用そば打ち器」のようなものがいろいろあることがわかり、ちょおっとやってみようか、と手を出してみました。

なんか最近アマゾンの宣伝してるみたいですけど、アフィリエイトはやっておりません。(やり方わかんないし)

そば粉はとにかく玄挽きを探し、親切なWEBサイトで打ち方の参考情報も充実している高山製粉さんの信州産で試しました。

「そば楽」はトータルしていい製品だと思います。そば打ち素人の最大の難関「水回し」がうまくできます。ただし一人分ごとにナベにそばを押し出すので、多人数分のときは結構手間がかかります。夫婦2人世帯だったらいいと思いますが、ウチは4人で6~7人前必要なので、3回ほど使って休止状態になっています。

タカラトミーの「そば打ち名人」も興味があったのですが、巷でうわさのフィリップスヌードルメーカーがヤフオクで新品が出ており、数千円でゲットしました。ラッキー。
本格的そば打ちは定年後に考えるとして、今はとにかくうまいそばをできるだけお手軽に食べることが主眼です。
これはそば「打ち」ではなく押し出しなので「そばパスタ」とも言われますが、いいんです、自分がうまけりゃ。



我が家のそば作りセット。デジタル秤は必須です。




そば粉は信州高山製粉さんの超粗挽き、その名も「玄挽」。5種類ほど試してこれが家族全員一番、というそば粉ですが、信州蕎麦粉の下に「上級者用」とあります。なんと無謀な・・・
さすがにこれの十割そばはかなり切れてしまいましたので、今は二八(つなぎ粉2割・そば粉8割)でやってほぼ失敗しなくなりました。




打ち粉と水を用意しておきます。このそば粉は二八で加水率53%ほどの表記がありますが、気温・湿度等でも変わり、結局粉の状態を見て決定しますので我が家の冬場でこの機械だと50~51%くらいになってます。





そば粉とつなぎ粉を混ぜます。この緑の道具は最初に買った「そば楽」のものです。粉の混ぜ混ぜと水回しに使っていますが、非常に優秀です。ちゃんとした手打ちではまず粉をふるいにかけてからだそうですが、ウチは手抜きします。




この機械の説明書では、粉を入れたらフタを閉めて壁に沿って水を少しずつ入れることになっていますが、経験上うまくいきませんでした。現在はフタをせず、左下に見える穴(フタセンサー)にワリバシを短く切ったやつを突っ込んで機械をダマしています。メーカー的には当然こういうことしちゃダメです。





そば受けの100均のプラプレートに打ち粉をふっておきます。
打ち粉が多すぎると、ゆでるときにそれが固まって司令官に怒られます。





そば打ちのキモ、水回しはコレでやります。底の周囲に小さな穴が6つほどあいており、ポタポタと調子よく水が落ちます。あまり苦労せずに上級者用そば粉でいけてるのは、こいつのおかげだと思います。





だんだんダマ的になってきます。そば粉の適正加水率は適正プラマイ1%程度とも言われているので、ここが勝負です。この繊細さはザツな司令官にはムリ!です。




押し出しの機械ですから、加水率が少ないと押し出しきれずにエラーで止まりますし、多すぎてもダメだと。こんな感じに軽くまとまるといいようです。最初はこれでは水少なすぎでは?と感じました。




コネが終わるとうにゅーと出てきます。





出てくるときにそばの表面がジャギジャギになったりしますが、それでちょうどいい感じです。




ここでも打ち粉が多すぎると司令官に怒られますのでほどほどに。
ここまでが小生の仕事で、後はザツに引き継ぎます。



やさし~く入れろ、ああー、そんなにザツに扱うな!
うっるさいわねー、自分でやったらー?!
と毎回お決まりのやりとりがあります。




ゆで時間は90秒。




この氷で締めたときに長いままなら成功です。この日も司令官のザツな扱いに耐えたオレのそば。




あんまり美味そうに見えませんかね・・・小生はつゆにつけずにそのままで酒のつまみになります。さすがに包丁で切ったそばのような角は無いですね。




幸せになる組合せ。このそばのときは薬味は入れません。必要ナシ。
かき揚げが山菜の天ぷらになるのが待ち遠しいこの頃です。


コメント

_ 茶々 ― 2016/03/03 08:57

おはようございます。
出来上がりまでにこれだけの薀蓄が
いやそれ以上にご夫婦の絶妙な掛け合いがあって仕上がったお蕎麦
美味しくないわけがありません。

_ しま ― 2016/03/04 14:28

ご主人こんにちは!いつもコメントありがとうございます!
いつも見ておりおますが、格調高くてなかなかコメント書けません!
ウチの「ザツ」は、そばをまずくする方向のことばかりします。
自分で始めたんだから後片付けまで自分でしろよ、機械洗うの面倒なのよ、と文句ばかり言うわりには、食べるときはにやーっと笑い、週末になると「今日はおそばよ、アナタッ!ホラ、準備して!」と言います。
繊細さを要求する上級者向きそば粉を長くつなげる努力を続ける小生と、目を離せばぶちぶち切れるようなことばかりするザツとの戦いです。

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