プチ・ホームオートメーション? カーテン編2016/02/05

エアコン・照明の自動化はできました。さて他に赤外線リモコンを使っている機器は、と見回しますと・・・
・AVアンプ:電源切ったことすらない。音量もPC側でやっていて、そもそもリモコンを使うことがない。
・たしか扇風機が赤外線リモコンだったが、これを自動運転しても仕方がない。

・・・むー、終わりか。せっかく赤外線送信部があと2つあるのになあ、なんかないかな・・・

目に入ったのが部屋のカーテン。我々の部屋は寝室兼リビング状態というか、本来のリビングはばーさん専用と化しています。
部屋のカーテンは司令官のベッドの向こう側なので、開け閉めするときはベッドに上がらなければならず、朝のバタバタしているときなどはついつい閉めたままになっていました。

コレを電動化して暗くなったら閉まり、朝になったら自動で開くようにするか。
暗くなったら・明るくなったら、でやるならば明るさセンサーでリレーを制御すればいいでしょうが、今回のきっかけの赤外線学習リモコンとPCでタイマー運転、というテーマ(いつのまに?)にのっとり、リモコン電動カーテンを買うだけでOKとします。

明るさセンサー応用はそのうちラズベリーパイでイロイロやりたくなったら考えます。電動カーテン機構の自作も考えましたが、現状そこまでの工作意欲がありません。手間は小さく効果は大きくのコストパフォーマンス重視です。

リモコン電動カーテンを探し、ニトリ通販で格安のものを見つけました。(アフィリエイトではありません)
https://www.nitori-net.jp/store/ja/ec/%E9%9B%BB%E5%8B%95%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%89%B9%E9%9B%86

ちょっと弱っちいですが、床までのカーテンではないのでいいでしょう。難点は両開きしかないことで、現在のカーテンは片開きです。コレはばーさんにぶった切って処理してもらいます。

ブツが届き、ウキウキしながら取り付けてリモコン操作。「<>(開)」シャーン、「><(閉)」シャーン。おほほー、ちゃんと動くでねえか。
よし、早速リモコン信号学習させて・・・アレ?赤外線LEDナイ?
え、うっそー・・(すでに答えは明らかだが)・・説明書を確認、電波式でした。

ニトリよりちょっと高めですが、パワー強力、赤外線リモコン(電波式もあり)でこっちの方にすれば以下の苦労はありませんでした。
http://www.e-navio.com/curtain_rail/tv24.html

エアコンのときは逆パターン(元々は電波リモコンモデルの機種だが、買ったケーズデンキモデルは赤外線だった)で胸をなでおろし、そのことに注意すべきだったのに。バカ、オレのバカ!とココロで思い、司令官の手前一切顔には出さずにリカバリー策を考えていました。


なんかの赤外線リモコンで、「<>(開)」「><(閉)」のボタンを押すような仕掛けを考えるか。電動ソレノイド(下のようなの)を使うのはどうかな。


これを2個適当な枠に固定してそこにリモコンを突っ込む・・なんか面倒そう。
やはり電気的にボタンスイッチにリレーをつなぐかとリモコンを開けてみました。


なんかちょいとハンダ付けしていけそう。



元のボタンも使えるようにちょっと下の部分を切り欠きました。本当は配線を外に出さずにスマートにジャックを中に仕込みたかったのですが、寸法的に断念しました。なのでシッポが生えました。100均シッポ・・・



さて次は赤外線リモコン。リレー2個のやつを探して2,000円ちょっとのキットがありましたので組み立てて100均の透明ケースに入れました。電源はPCの12Vからとります。



これでバッチリと思いましたが、PC学習リモコン「PC-OP-RS1」に学習させて動作させてみると、10回に1回くらいしか反応しません。送信LEDを透明ケースにくっつけても同じ結果です。
ここで疑ったのが送信側のLED出力です。元々弱いのが有名で、これを強くしたいという話が結構ネット上に上がっていました。電子工作が得意な人はかなり改造してたりするようですが、小生は壊す自信があるので、ちょっとだけやってみました。写真のLEDの電流制限抵抗(コレ)を30mAの定電流ダイオードに交換してテスト、結果変わらず。赤外線LEDをキットオリジナルのリモコン(100%動く)に取り替えてみても同じ。



次に疑ったのが信号学習レベル。しかしこのリモコンキットの信号はかなり単純な感じだし、複雑&長いエアコンの信号もOKなのだからコレは除外か。

次は透明ケース。透明とはいえ、元々回路的に弱い赤外線出力がさらに拡散してダメなんだろうか?よし、赤外線受光部に穴を開けて送信側LEDを突っ込んでみよう・・
基盤を外してやればいいのに、そのままやっつけたもんですから、ドリルの刃が受光部を直撃して壊してしまいました。我ながらバカだねー。
受光モジュールの仕様はよくわかりませんが、どれでもたいした違いはない(根拠なし)と仮定して、古いビデオデッキからいただいて移植・・・




前より悪くなりました。ウンでもスンでもなし。オリジナルリモコンでも反応せず。仕様が違うのか本格的に壊したのか、調べる気にもならず。

心が折れかけましたが、司令官に「家の文化度を上げる!オマエは何もせんでいい!リモコンを触ることすら必要ナイ!」と豪語した手前、今さら「カーテンはリモコンでお願いシマス・・」とは言いたくありません。

すでに悪あがきレベルに達していましたが、アマゾンでよさそうなブツを発見。
中国から発送なので時間はかかりますが安いのでヨシ。なんせ送料込みで920円。

2ch/550円でいいのですが、後の応用も考えて4chを選択。
元のケースに入れて動作確認してOKとなりました。上の黒いのが「PC-OP-RS1」の送信LEDです。カーテンのリモコンをこいつのリレー出力につないでおきます。

PCから「開けゴマ」ボタンでシャー、「閉じろゴマ」シャー。コレをタイマー設定して終了。


ただ、こいつのリレー動作はオルタネート(ボタンを押すとON、もう1回押すとOFF)のようで、モーメンタリー(押している間だけON)の方が都合が良いのです。

ボタンを1回押すとリレーが動作しっぱなし(基盤上で青いLEDがつきっぱなし)になり、それでもカーテンは動くのですが、なんか気持ちよくない。
いろいろやってみて、学習させるときに「カチ・カチ」と2回押す動作を「PC-OP-RS1」アプリの「ワンタッチ登録」でやったらうまく動いているので、これ以上は突っ込まずに完了としました。



ばーさんと司令官の会話

ば「あっらー、カーテンシャーッとやるのもめんどくさいのすかー?」
司「違うんですよ、お義母さん、やってみたいんですよ、ただやってみたいんでしょ(んっとに、マッッタク、アナタのムスコは無駄遣いばっかりして~)」(カッコ内はココロの声です。小生にだけ聞こえます。)

18:30にカーテンが自動的に閉まります。司令官が休みの日の夜に文句言われました。
「ちょっと、急にカーテンシャーって動いて、ビックリするんだけど!気持ち悪いんだけど!」
とうとう「さすがね、アナタ」は出ませんでした。