エクストレイル(NT30)エンジン警告灯点灯 ― 2017/10/01
ドラ2(次男)がクルマで変なマークが点いた、信号待ちからスタートするときなかなか加速しなかった、と言ってきました。
「変なマーク」ってコレか?
うん。
コレはエンジン警告灯じゃ、ボケ!ゴツン。
エンジン警告灯 変なマークと言わないように勉強しましょう。
説明書ではコレが点いたらすぐディーラーに持ってけとあります。
しかし、点灯してから数十キロ走ってきた感じを聞くと、発進加速以外はあまり異常を感じなかったと。
O2センサーっぽい症状なので、交換費用を調べると純正部品で35,000円くらいする。驚愕のお値段です。ディーラーに持ち込めば4,5万はかかるだろうと思い、社外品を探して3千円強でゲット。ちょっと特殊な工具も千円弱でゲット。
原因が違うところだったらムダだな・・・
社外品O2センサー コレ3,500円ほど。純正は10倍。
O2センサー用工具 コードが出せるように切り欠きがあります。
この間、エンジン警告灯点灯に関していろいろ調べていました。
すると、おもしろそうなことが・・・
アマチュアには縁が無いと思っていた「故障診断機」、ディーラーとかでクルマのコンピュータにつないで故障個所のデータを調べるアレです。
こいつの簡易版みたいなのが、千円台で買えると。
カラクリは、クルマのコネクタにつなぐBluetooth通信機みたいなもので、ソフトウェア処理はスマホのアプリでやるので、ハードウェアとしては単純化して安く済むということのようです。
これはやるっきゃないと「ELM327」というデバイスをアマゾンでぽちっとしたものの、O2センサー&工具が先に届いてしまいました。
まあ、症状から見てたぶんコレだよなと思いながらさくっと交換、いそいそとエンジンをかけたドラ2が「消えない!」と悲壮な(えー、5万もかかるのか・・という)顔。
○部分のボルトを4本外すとカバーがとれてエキマニが見え、それにO2センサーがついています。コネクタが固くてちょっと苦労しました。
しかし、たとえO2センサーが原因でそれを交換しても警告灯が点いたままというのはありえる話です。エラーが記録されたままで外部からリセットしないとダメな場合も多いと。
ただ、ドラ2いわく調子は元に戻ったような気がすると。警告灯は点いたままだが。
数日後にブツが届きました。
ELM327 コレさえあれば・・・
クルマの故障診断用コネクタにこいつを挿してスマホのアプリを立ち上げます。
NT30エクストレイルの故障診断コネクタはここにありました。
おや?途中で止まる・・・うまくいかない??
Bluetoothの機器を接続すると、普通はスマホ上でアイコンが点付きのように変化しますが、変化無し。
「ELM327の初期化をしています・・」が60%で止まる。通信はしているように見えるが・・試しにCR-Vで試してみると同じ症状です。
むー、どうしたもんか?
説明書を見ると、販売元が「何かあったら遠慮なく連絡・相談を」とあったのでメールで症状を相談してみました。すると値千金のアドバイスが。
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この度は商品ご購入ありがとうございました。
さて、BTについてですが、SPP接続の場合は、他の機器のようにシステムで接続
とはなりません。
ペアリングでリストに表示されていれば大丈夫です。(これがアイコン変化しなかった、という話、なるほど。)
さて、BTについてですが、SPP接続の場合は、他の機器のようにシステムで接続
とはなりません。
ペアリングでリストに表示されていれば大丈夫です。(これがアイコン変化しなかった、という話、なるほど。)
お車ですが、その年式のエクストレイルの場合、おそらく日産独自のプロトコル
での為、OBD info SAN!では繋がらないと思います。
60%までカウント進んだのは、ELM327の初期化は終わったが、ECUとの接続が出来 なかった(プロトコルが違う)為と思います。(なるほど!!)
日産車独自プロトコル(NISSAN CONSULT)の場合、NDS(I,II,III)やNISSAN GAUGE,Car Gaugeというアプリが動作する可能性があります。
での為、OBD info SAN!では繋がらないと思います。
60%までカウント進んだのは、ELM327の初期化は終わったが、ECUとの接続が出来 なかった(プロトコルが違う)為と思います。(なるほど!!)
日産車独自プロトコル(NISSAN CONSULT)の場合、NDS(I,II,III)やNISSAN GAUGE,Car Gaugeというアプリが動作する可能性があります。
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はい、この通りでした。
試したアプリは
OBD info SAN! ×
Torque lite ×
NISSAN GAUGE ×
NDS I Lite ×
NDS I Lite ×
NDS II Lite ○
という結果になりました。
ちなみに CR-VではTorque liteで通信できました。
アプリによって対応プロトコルが違ったり、合うプロトコルを探すスキャン精度とか時間が違ったり、クルマ側でも年式によって方言的に違ったりとか色々ありそうです。
これがアプリでクルマのエラーを読み出した画面です。無料版なので広告が表示されています。この画面に表示されている「P0134」というエラーを調べると、やはり「O2センサー系統」です。すでに交換済みなので「Clear Faults」でエラーを消します。
ドラ2:おおっ!消えたあ!!
父:じゃあ技術料にまんえんで。
ドラ2:ファミマの劇旨濃厚プリン10個、いや、20個で!
(ただいま絶賛糖質制限中の父が食べられる数少ないおやつ)
しかし、ディーラーの故障診断機はプログラムの書き換えとか色々できるんでしょうが、わずか千円台のブツでこんなことまで・・・と思いました。
まあELM327が故障診断機というわけではなく、いわば単なる通信機で、故障診断機にあたるのはスマホ(アプリ)ということですが、DIYも新たな分野があるもんだというのが今回の感想でした。
あ、値千金のアドバイスをくれたのは「Web Shop Zappa」さんです。こういうところから買うと幸せになれますね。
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