ヘッドライト研磨・クリア塗装2020/07/26

我が家のメインカー(司令官の「アタシのクルマ」)、RD7のヘッドライトが黄ばんできました。
過去車で黄ばんだヘッドライトを研磨、安いコーティング剤で処理、1ヵ月もするとまた黄ばむということを繰り返してきましたので、今回は気合を入れてクリアウレタンで塗装します。

600番水ペーパーで粗落とし、1000番で傷消し・足つけして塗装しました。


処理前。特にライト上側の黄ばみ・コーティング剥がれが目立ちます。




なんだ、この傷は!と司令官に詰め寄るも、「知らないし。アナタじゃないの?」ととぼけやがりました。ここだけ粗目のペーパーを使って目立たない程度に傷を消しました。



ペーパー研磨終了。結構曇ってますが、クリア塗装すると透明になります。




塗料はこれを使いました。なぜか写真がでかいですが意味はありません。アフィリエイトでもありませんよ。



塗装1回目。塗料がはじかないようにするためにサーッと吹きます。温度が下がって内圧が低くなると粗くなるので、バケツに入れたお湯で缶を温めながらやりました。



ウレタン塗装のコツは、「タレる寸前まで厚めに吹く」だそうで、それを意識しながら3回ほど塗って終了、このままで半日乾燥(硬化)。





次の日マスキングをはがして終了。結構うまくいったと思います。



2液性のウレタンなので、その日のうちに使い切らねばなりません。ドラ息子のスイフトも一緒にやっつけました。






これをやってからそろそろ2ヵ月ほどたちました。今までの研磨+安いコーティング剤ではもう黄ばんできましたが、さすがウレタン、黄ばむ様子はありません。
あ、1週間したら一応コンパウンドかけるつもりでしたが忘れてました・・・まあいいか、「アタシのクルマ」だしな。


浴室暖房乾燥機(室内機)交換2019/12/07

我が家の風呂場は、晴れた日以外は日中洗濯物の乾燥に使っていますが、ある日司令官が「アナタッ暖かい風が出てこないわ!洗濯物が乾かなくて困るのよ!」とねじ込んできました。

ウチのは15年程前に設置したガス式で、外に熱源機があり温水を室内機に送って暖房エアコンのように動くものです。
室内機から風は出ているのですがかなりぬるく、確かに洗濯物が乾く温度ではなさそう。
ファンは動いているので熱源機をチェックしますと、正常ならば燃焼が続くはずですがどうも燃焼が断続的なようです。

リンナイサービスにきてもらって部品交換すること三度、結局直らず。
熱源機の方は正常になったが、配管から黒いゴミというかヘドロのような汚れがとめどなく出てくるので、配管・室内機の中がかなり汚れているだろう、そちらを手当てしないと部品交換した熱源機の方も結局ダメになる、というのがリンナイサービスの見立てでした。
年数経過で循環している不凍液が劣化して黒いゲル状の汚れになり、それが各部で詰まり気味になって温水の循環を妨げ、結果熱源機の燃焼が続かないという症状です。

今回の修理見積りは当初5万ほどだったのですが、トータル機能的に復旧しなかったので交換部品代だけ、出張・修理工賃は無しということで2万ちょっと。良心的だと思います。
ただ、室内機・配管交換は修理屋さんに頼むとメーカー定価に近く結構高額になるので、最初に取り付けたところに相談した方がいいかも、ということになりました。

さて、最初に取り付けたのはリフォーム会社なのですが、調べると10万以上かかりそうです。
いつもなら「自分でやる!」というところですが、ガス機器、古い、熱源機とかリモコンとかとの適合やらなんやらを考えるとちょっと自信がありません。

まあとりあえずということで、浴室の点検口から室内機を眺めてみました。
あれ?熱源機との配線って2本の通信線だけ?
ちょっと調べてみると、熱源機とは「E-CON通信線」か「インテリジェント通信線」のどちらかの配線をせよ、メーカー違ってもそれでOKとな、ウチのは「E-CON通信線」でつながっていました。

室内機にはリモコンはセット・・ということは、リモコン交換・熱源機の2本配線・温水配管接続・排気ダクト処理・電源付け替え(電気工事士の資格が必要です)して、熱源機の方じゃないのでガス工事は無い、コレできんじゃね?とやる気が起きました。

ヤフオクチェックすると、室内機の新品が5~6万ほど。メルカリを見たら9カ月使用のリンナイ製美品が送料込みで9,500円、迷わずゲットしました。品物が到着して取付寸法等をチェックすると全く同じ、取付枠も開口部もそのまんま。メーカー違っても動作するはずとはいえ、なんとなく同メーカーが無難かなと思っていたのですが、このメリットは大きかったです。しかも新品同様、これでうまくいけばかなりラッキーです。

交換作業

今までのリモコン自体は正常なのですが、室内機とセットで交換になります。



室内機のパネルを外すと、四隅が太めのボルトで取り付けられています。



この赤っぽいのが熱源機にいっているE-CON信号線、黄色のは使っていないインテリジェント信号線、左に伸びているのがリモコン信号線、太いグレーが100V、緑はアース線です。結構単純。



下に見える2本が温水配管で、往きと戻りがあります。



今までのリモコン信号線を外し、後で新規配線を通すガイドにするため適当なところに止めておきます。



この太めボルトが室内機を固定しています。



アルミテープで止まっているだけの排気ダクト外しました。



温水配管。これが固くて外れないので、ニッパーでぶった切り、つぶれた切り口をカッターできれいに切り直します。



ここが飛び出していて室内機全体が下から抜けなかったので、トンカチでたたいて内側に引っ込めました。ここが今回1番の苦労。
ドラ2(次男)に手伝わせて古い本体を下へ外し、新しい方を同じように取り付けました。横に落下防止の金属板があるので注意。



新しい室内機についていた配管コネクタに付け替えます。配管の内側には黒い汚れがあるものの、それほどひどくなさそうなので目をつぶることにしました。樹脂管がかなり固く、石鹸水をちょっとだけつけて押し込みました。これが2番目の苦労。



配管の表示がありますので、逆にならないように確かめて接続します。




ちょっと失敗。「うえ」と書いてある方を上にしないと排気の逆流防止弁が下写真のように開きっぱなしになります。排気方向・電源方向に合わせてこのファンユニットを事前にビス4本で取り付けますが、前使用者さんと我が家では逆だったようで、逆にするときはこの逆流防止弁部を上下反転して付け替えます。本体固定してからやったので狭いところに手を入れて付け替え。



本体取付終わり。コネクタがいくつかありますが、本体と手前のファンユニットをつなぐもので、形がそれぞれ違いますので間違うことはありません。



元のリモコン配線(2芯)に新配線(3芯)をつなぎ引っ張って通します。




新リモコンを取り付け、ブレーカーONして試運転、無事に温風が吹き出しました。2時間ほど運転して異常がなさそうなのでOKとしました。



今回の残骸。17年もよく頑張ってくれました。汚れも溜まるよなあ。

リフォーム時に電気式を勧められたのですが、浴室という電気機器には最も厳しい環境であることを考えてガス式にして正解だった(ファンだから電気は使うが)とも思うものの、電気式であれば交換も簡単だったか、と思わなくもありません。
まあ当初の予想よりだいぶ安く済んだのでよし、配管は今回交換していないのでちょっと不安だが数年は大丈夫と思いたい。
これが壊れて以来、天気が悪い日はコインランドリーに行っていた司令官、今回は本気の入った「さすがね!アナタ!!」いただきました。


手組でタイヤ交換2019/11/18

我が家のメインカー、CR-V/RD7の夏タイヤがそろそろ寿命のようです。

司令官がGSで「あー、これダメっすね、パンクしますよ、新しくしましょう!」と言われたというので見てみると、確かにスリップサインは近いものの、まだサインが出るまで1mmくらいあります。

そういう大げさなことを言って不安をあおるような奴から買う気はねえ!ということで中古のよさそうなやつをヤフオクでゲットしました。送料込みで約16,000円。

前回は通販で新品タイヤを買い、近くのショップで交換(はめ替え)してもらったのですが、12,000円ほどかかった記憶があります。
時間はあるし、今回は自分で手組してみようかとチャレンジしました。(タイヤレバー等の工具で5,000円ほどはかかりました。)

冬タイヤに交換してからかかれば、来年春までにゆっくり1本ずつやっつければ何とかなるんじゃないかなあ。(以前ビグスクのタイヤ手組みして死ぬほど後悔した記憶は蹴飛ばした)
バランス?そんなもん1回ロックさせたらムダだと思うが?ダメだったらそれだけショップに頼もう。



左:スリップサイン目前のトーヨートランパスLuII
右:八分山くらいのヨコハマブルーアース


手組の最難関はビード落としでしょう。タイヤの耳(?)をビードといい、ホイールの外側の方にあるビード用の溝にはまっていて、まずこれを内側に外さなくてはなりません。最初、クルマを重しにしてテコ的にやろうとしましたがうまくいかず、次善の策でよくあるパンタジャッキを使う方法を試しました。

丈夫なスキマが必要な方法ですが、我が家ではここ(右側が家、左が裏の塀)くらいしか見当たらず。2×4材を適当な長さに切り、先端をくさび状に落としました。

ビードがなかなか落ちない・・・押していくととタイヤが手前に傾くし、ジャッキハンドルも回しにくい。



ジャッキとタイヤを反対に入れ替え、ジャッキハンドルが家の角から出るような位置にして普通に回せるようになった。




食い込みます・・・あれ?なんで固い?



エア抜いてませんでした。あぶねー。ムシ回しでエアを抜きます。



バコ!みたいな音がしてビードが落ちました。これで勝ったも同然。
これを表裏×4本で8回やります。




タイヤ入替のコツは、ビードをホイールの内側の深い溝に入れながらやることで、ヒザで押さえつけながらが基本なのですが、タイヤが17インチと大きめなので、ビードを押さえつけるビードヘルパーというのを使いました。使用感は、まああって助かったかなー、くらい。最初ヒザで押し込みながらやってみましたが気温が低くゴムが固めでなかなかビードが内側にいてくれません。ヘルパーで押さえつけているので知らないうちに溝から外れるのを防いでくれます。小さめタイヤとか夏場ならいらないと思います。




表側外しました。全身使うのでさすがに途中経過は写真撮れませんでした。



外れた・・・このときの達成感はハンパなかったです。



タイヤ入れるのは外すよりだいぶラクに入りました。コンプレッサーでエアを入れていくと、ビードが上がる(ビード用の溝の凸部を乗り越えてはまる)とパン!と音がします。裏表で2回パン!と鳴ったら終わり。



ビード上がる前。



ビードが上がった状態。


結局この日、4本外して2本新しい(中古ですが)タイヤを入れて時間切れ。普段使わない筋肉を酷使して体はバッキバキ。あー、腰いてえ・・

「春までにゆっくり1日に1本やればいいんだ、って自分で言ってたじゃないの!なんでそういっぺんにやろうとするの!バッカじゃないの!」と容赦なく罵倒しつつ湿布を貼る司令官。いや、オマエがいつも言う「アタシのクルマ」のタイヤやってやったのに。湿布の最後にビタン!とたたくのはお約束なんでしょうか。

2日後、残り2本を入れて今回の作業終了!・・・ではなく、古いタイヤ4本を処分しなければなりません。車検頼んでるところでも引き取ってくれるでしょうが、安そうなので宮床というところにあるタイヤリサイクル東北に持ち込みました。税込み4本で792円、安っ!これからもここだな。次があるかどうかわからんが・・・あるな、きっと。




サンラメラパネルヒーター修理2019/05/14

いやー、このブログも1年以上あきました。とうとう死んだか?と友人からメールがきます。生きてます。

お世話になっている恩人からの依頼でパネルヒーターを修理しました。


セレブ御用達のサンラメラ。
400W・600W切替で600W側が使えないとのこと。



ふむ、400W側は正常ですが600Wにするとランプが消えます。
この時点では600W側だけスイッチあたりで断線してんだろうなあ、とイメージしてバラシてみました。
ところが断線は見当たらず、ごちゃごちゃやっているうちに・・



600W側もランプが暗くチラチラしながらも点くようになりました。
ははーん、チラチラするのは転倒OFFスイッチあたりが接触不良を起こしているのではないかなーと。
考えてみれば400W側は正常なのだからそうではないことは明白ながら疑いもせず・・・



左側下部にある転倒OFFスイッチを調べようと配線を外してみると、端子が結構黒くなってました。このへんで接触不良・電気抵抗増大があるのではないかと
(ホコリがついたママの理由は後述)


磨き磨き。


光らせて配線戻してテスト。



結果変わらず。
うーむ、転倒OFFスイッチ自体の不良か?
部品を調べると国産では適当なものが見つからず、アマゾンで580円で手に入るのですが中国からなので1ヵ月はみなければなりません。(以前40日以上かかってひどい目に会った)
中国サイトにはなんでもありますが「忘れたころに来る」覚悟が必要と。



このスイッチが原因ならば、バイパスして短絡すれば動作は正常になるはずと思いましたが、こうやっても結果変わらず。ということはこのスイッチが原因ではない。
こういうマネはあぶないので良い子はやっちゃいけません。私は一応第二種電気工事士です。あんまり関係ないけど。



あっちでなければこっちか?とスイッチの端子を見てみると、こっちも黒くなっています。



磨き磨き。



だんだん明るくなってきたがチラチラする・・・気になる・・・
これで直りましたとは到底言えない。こうなりゃ毒食らわば皿まで!



禁断のスイッチバラシ。この中の接点も黒くなっている。



ボケましたが、奥の接点等も黒くなっているところを磨いて光らせました。接点部分はすべて処理。
もうこれで大丈夫だろうとテスト、結果変わらず。(;;)



あれ、ここ離れてるけどいいの?ハンダ付けとれたのか!?だったらうれしいぞ!付ければいいじゃん!と思いましたが最初からこのようになっているようです。



ここにネオン管用の小さい抵抗が入っています。しかしこういうのばらすと勉強になるなあ。うまく作るもんだ。



どうしてもランプのチラチラが消えないので、犯人はこのネオン管に違いない。
こいつを交換したいが・・・部品・・・ある!ランプ付SWなんてそこら中にあるぞー。



ガラクタ箱からゲット。たぶん100均(恩人サマ、すみません)のタップをニッパで分解、ほーら出てきた。



このネオン管を移植、抵抗は切って元のやつを使うと。



やりー。



えー、最初の方では内部のホコリをなるべく乱さないようにしていました。なぜなら万が一メーカー修理に出さざるを得ないときに、中開けた痕跡があると修理を断られる場合もあるからです。
この時点で勝利を確信したので転倒スイッチもきれいにしました。



チラチラせずミッションコンプリート。輝度が違うのはカンベンしてください。
故障の原因は600W側のどこか(全部磨いたので特定できず)の接触不良で、ネオン管の劣化が足を引っ張った、ということだと思います。




もういっちょう、20年位前のコーヒーミルのSW破損。



中を開けて感心。ここがギボシになっているのはSW交換も考えているわけで、いいものを長く使う精神で設計されているということだと思います。
さくっとスイッチ交換、庭に持ち出してコンプレッサーで豆屑をプシャーッと飛ばして終了。



底面なんですが、6ヵ所の止めネジが斜めになっている(写真だと下向き)のがわかりますでしょうか。鉄板も斜めに整形されています。
この理由を考えてみたのですが、受けがプラスチックなので少しでも受けの長さを確保しつつ台座部分の高さを押さえるためではないでしょうか。この丁寧なつくりは玄人好みですごいの一言です。伊達に20年もっているのではないと。



SW交換しましたが、マークがちょっと安っぽい感じですみません。サイズがぴったりだったので採用しました。

お粗末。

NT30 エクストレイル ヘッドライト磨き2017/11/18

ドラ2(次男)のエクストレイルのヘッドライトがかなり黄ばんでいます。
そこそこ古いクルマですが、かなり古ぼけて見えますのでいつもの磨きをやりました。


磨き前。なぜかウインカー部分は黄ばんでいません。材質かコーティングか部品メーカーが違うのか・・・


出来上がり。ライトが透明なだけで新しく見えるから不思議です。



やる前のマスキング。これが一番時間がかかる、とはいってもこんなもんですからたいしたことはありません。



磨くだけならすぐできるのですが、問題は、元々あった紫外線コーティングを削り取ってしまうので、そのままだと10日もすれば元の木阿弥になることです。
1万円もするような高価なコート剤もありますが、どれにしても1年確実にもった、という話も聞きません。

今回は「3ヵ月はもった」という評価があったコレを選びました。550円くらいで数回分はあるので3ヵ月ごとに塗れ、とドラ2に言っておきます。

この手のブツは劣化した表面を削りとる研磨剤と、紫外線コート剤が分かれているものが多いですが、この製品は安いだけあって分かれておらず、液体でゴシゴシやって黄ばみがとれたら拭き取れ、というものです。



手でやるとかなり大変なので、電気ドリル+丸スポンジにプラスチックコンパウンドをつけてウイイイ-ンと片側3分でやっつけました。(やりすぎるとプラが溶けるので注意)右側は磨き後です。

その後この「ヘッドライトクリア mini」をコーティング剤としてだけ使いました。


磨き前。


磨き後。





終わって自分のクルマを見たドラ2は「おおお---っ!!!透明だ!オレのクルマかっけー!!」と感動しておりました。以前に家の軽自動車で磨きだけやらせて経験済みなのですが、自分のクルマだと反応が違うようです。

以前の軽自動車やったときの話↓


やってから2週間ほどたちました。磨きだけだともう黄ばんでくる頃ですが、まだ大丈夫なのである程度の効果はあるということでしょう。
3ヵ月はもってほしいです。3ヵ月ごとに液体塗り塗り&拭き取りだけでこれが維持できれば御の字だと思います。