バイクのリアボックス(トップケース)塗装2015/07/27

バイクのリアボックスを新調しました。フロントスクリーンはGIVIですが、なぜかリアボックスはスペイン製のSHADであります。GIVIのケースは結構お高いのと、鍵を使って開閉なんだそうで、これがめんどいと。

SHADは前に使っていて、コスト・使い勝手(鍵無し開閉)・他にあまり見ない等で気に入っているので、今回もコレにしました。



しかし・・・黒い。やはり白いバイクには白だな。
材質は塗装・接着不適格のPP(ポリプロピレン)です。そのうちはがれるとは思いますが、まあやってみんべと。

色はバイクの純正色でいきたいのはヤマヤマ、しかし純正色(ホンダのパールサンビームホワイト)は色+パール+クリアで下地の他に3回塗りになり、塗料代も手間もかかる。
どうせはがれるんだからなー、手間かからんようにソリッドの白、しかもウレタンにして上塗り無しでいくか。
最初は表面のシボ落としからやろうかと思ったのですが、PPは切削性が悪く大変だそうなので、いいや、シボいかしのマット(つや消し:要するにそのまま)でいこう。

構想段階では、表面をツルツルにして、パール塗装して、ウレタンのクリアでピカピカ、だったのですが、現実は、シボそのままのソリッド白だけ塗るという超手抜きと決定いたしました。なんせ暑いし、どうせはがれるんだろうし。





反射板みたいな透明プラを外し、ロゴ部分と下半分をマスキング。
中性洗剤で洗って脱脂しました。今さらだが足つけはするべきだったか。



ミッチャクロンマルチという「PPにも使える」というプライマーです。今回はコレの性能だのみ。




ミッチャクロンの次にサーフェーサーを吹きました。厚すぎのような、かといってシボが消えているわけでもない中途半端さ。
ある程度水研ぎして次へ。




イサム塗料のエアーウレタン「ホワイト」です。これは色味としては「真っ白」です。「ロスホワイト」というのがよさそうだったのですが、ホームセンターにはありませんでした。
2液型なので使い始めたらその日の内に使い切れ、というスプレーです。



使い切って塗りました。微妙な半ツヤ・・・むーん・・・




2日ほど硬化させ、表面のザラザラ感を風呂場で恐る恐るシャラシャラという感じで磨きました。




透明レンズ・・・なんか寒々しい。裏に銀色のシートが入っているので、赤に変えてみよう。



・・・なんか・・・安っぽくね?と司令官に聞いたら
すげー安っぽい!と。

ヒジョーに、中途半端な、ムラのある、半ツヤ白、に加えて赤のカッティングシートの不透明感にこれはやられています。コレをバイクの後ろにつけるのは、「下手さ」を後ろに積んでいる気がしてどうしてもイヤです。




ムラをごまかすために、ウレタンクリアを吹くことにしました。予定外のコスト+2,000円。




クリアでムラはなんとか目立たなくなった。




透明赤のスプレーが送料高くて+2,000円。




・・・なんとかこれで後ろに積めるくらいにはなった。





色々失敗していますが。



before


after
あれ、SH45がH45になってる・・・



下の透明プラも赤くしようかなー。どっちがいいかなー。

上半分を白くした今回のDIYはコストパフォーマンスがよくなかったですが、塗装の経験をひとつ積んだと思うことにします。



バイク更新・メンテナンス2014/08/19

昨年末の事故でMF06は廃車になり、愛車がMF10に変わりました。

2013.10月某日
そろそろMF06もくたびれてきたかな、MF08かMF10の程度のいい中古ないかな~とバイク屋をめぐり、ホンダドリームでこのMF10を見つける。
うーむ走行3,000km弱で少なくていいけどちょっと予算オーバーだなあ、と思いつつ帰宅しようとホンダドリームを出て30秒後、事故る。

次の日、入院する前に司令官とドリームへ寄り、ドサクサまぎれに購入手続きさせる。小生はクルマの中でイデデデデとうなっていた。骨折はイタイものの、「周りがバイクヤメロって騒ぐ前に買っちまえばこっちのもんだ」と考え、司令官に色々考えるスキを与えず、動転している間にコトをすませました。
店長に「アデデデ、退院したらとりにきます、イデデデ」、
「お、お大事に・・・」


新旧比較:上が新です。リアボックスは移植しましたので同じ。
型番でいうとMF06→MF08→MF10と2世代新しくなりました。写真撮ったのがまだ寒いときなのでロングスクリーンつけてますが、現在はもうちょっと背の低いミドルスクリーンになってます。






スタイル的には旧の方が好みですが、やはり2世代違うので、燃費は長距離で下手すると2倍、パワー的にはあまり変わらず、乗り味はだいぶスムーズになった感じ。



お盆休み恒例のツーリング前にリアタイヤとブレーキパッドを交換しましたのでその記録です。


まずマフラー外します。ボルト3本。


エアクリーナーを止めているボルト3本外し、上にずらせるようにします。
サイドブレーキワイヤーの先端と、途中止めているボルト外します。
リアショックの下だけ外します。


ここにエアクリーナーの前側のボルトが隠れています。


ブレーキキャリパー部外します。


配管にストレスがかからないように上からヒモで吊っておきます。


スイングアームを外します。



MF06と大分違うな・・と思いつつ



ここにクラッチがありました。
と、思ったらこれはドラム式のサイドブレーキでした。




ベルを掃除して脱脂しておきました。


リアタイヤ外した図。
ここでタイヤ屋さんに持っていって交換してきました。ブリジストンのHOOP B02。元もBSだと思ってましたがパターンが違いましたのでメーカーも違うんでしょうが、もう関係ありません。このタイヤ以外使う気がないので~。




リアブレーキパッド新旧。まだ使えますが、せっかくバラしたので交換します。
デイトナのゴールデンパッドをたっけえな、と思いながら近所のライコランドで買いました。次は通販にしよう。


厚い新パッドが入るようにピストンを戻します。古いパッドではさんでウォータープライヤーでむぎゅーっとやりました。




パッドを入れるとき、油がつかないように注意します。



タイヤ、スイングアーム、ブレーキキャリパー、リアショック、サイドブレーキワイヤー、エアクリーナーを戻します。必要なボルトには緩み止めを塗布します。
パッドを交換したら、ブレーキレバーをにぎにぎしてピストンを出しておきます。これを忘れると大変危険です。



マフラーを取り付けて終了。うほほ、ニュータイヤだ。
ちなみに小生タイヤのヒゲが嫌いなので、ニッパーで地味にプチプチとりました。


アストロプロダクツで買った、工具箱兼動く椅子です。二輪のメンテナンスには調子いいです。

タイヤ交換の効果は、前のタイヤがすごく減っていたわけではないので劇的ではありませんでしたが、ふらつきがほとんど無くなりました。やっぱりこのタイヤ、好きです。


フォルツァ(MF06)リアタイヤ交換2013/04/22

バイクのリアタイヤがボーズになり、先日ちょっとしたアクシデントがありました。
雨が降った日、イザ出勤!とアクセルを開けたら、リアがズルルーっと滑りまして、必然的に前が反対側に振れ、バッキャーン!と。

司令官は鬼の首をとったように「誰?ダレ?アレ壊したのダレ?!」と小生に詰め寄りますし、息子も「あれダレ?オレじゃねーし!え、オヤジ?がはははは!」とか言いやがりました。いつもオマエらが壊したのを直してるのは誰だと思ってんだか。はあ~(溜息)。
・・・というワケで、雨樋は速攻直しました(でないといつまでも言われる)が、原因となったリアタイヤを交換することにしました。



タイヤ屋さんにホイールだけ持ち込むのが安いので、自分で外します。まずマフラー。


センターのアクスルナットは固くて手で回りません。この時だけ登場する電動12Vインパクトレンチ。ウイーン、カン!ウイーン、カン!と数回の衝撃で外れました。右のリアショックも下側だけ外します。



ゲットしたばかりのインパクトで回らんかな、と試してみました。ソケットがでかいのでアダプタ重ね合わせ。


・・・ねじれました。まあ、たしかコイツは100均だ、無理もない。
悔しいので後でまともなアダプタ買ってきました。作業終了後でしたが。


ブレーキキャリパーを外し、ホースに無理な力がかからないようにヒモで吊っておきます。


途中はすっとばして、新品タイヤつけてきました。銘柄は気に入っているブリジストンのHOOP B02。前に通販でタイヤだけ買って自分で交換やったことはありますが、あまりにも苦労して激しく後悔したので、これだけはおとなしくプロに頼みます。


大事な部分なので、トルクレンチで締めます。12キロ。


トルクレンチはタイヤ交換のたびに使うので、このように表示しております。これでやらないと恐くて次男にまかせられません。これでやるようになって感じたのは、手で締めているときは完全に締め過ぎだったということです。



マフラー外してるとなんとなくやりやすそうに見えたので、もののついでだということでオイル交換。右側の添加剤は気分。オイルは純正高級品。クルマは安いオイル使ってますが、二輪はねえ、ということで。



最初はどぼぼーと出ますが、すぐ細くなります。MF06は抜けがいまいちなので、ハンドルとリアキャリアを持って斜めにしたりします。良い子はマネしちゃいけない行為です。


バイクは1リットル。オイル処理ボックスは4.5リットル、もったいないのでついでにKeiの方もオイル交換しました。



約4リットル吸った処理ボックス。このまま家庭ゴミで捨てられます。


リアタイヤ新品のバイクは、快適で今までと違うバイクに乗ってるようです。4輪では新品タイヤにしたときに何も感じないのですが、二輪はバリバリ感じます。
特に前後ともブリジストンのHOOPに変えたときは、「これは違うバイクだ」と思いました。前回の交換は在庫があったフランスメーカーのやつにしたんですが、そういう違いは感じなかったです。個人の好みによるところが大ですが、ビグスク乗る限りはもう浮気しないと思います。

フォルツァ(MF06)クーラント漏れ修理2012/10/29

愛車のMF06でちょっと買い物に行こうと走り出して10分ほどしたとき、なんか音がおかしいことに気づきました。なんかいつもと違う・・ブオーって音が違うような気がする・・ふと水温計を見ると、レッドゾーン直前。

ありゃーと道端に止めると、異臭とともに下からポタポタとクーラントが漏れてます。クーラントのリザーブタンクを開けてみるとほとんど無い・・
おもむろに辺りを見回し、100mほど向こうに飲料の自動販売機を発見。テクテクと歩いて「富士の天然水」を買い、とりあえずリザーブタンクに補給して一服。
さて、こりゃ買い物どころではない。とりあえずそろそろと水温計を気にしながら家に戻りました。

クーラントはCR-Vのラジエータ交換のときの余りがあるからいいとして、漏れを止めないとまずい。ここで頭に浮かんだのは、クルマのラジエータは社外品が色々あるから安いが、バイクはもちろん純正品しかない→高い、中古じゃ不安、何よりもスクーターなので交換は大変な作業になりそうだ・・

いや、まて。ラジエータとは限らん。まずは原因特定だと下からのぞいて見ても、カウリングの中は暗くて見えず、ライトで照らしてみてもよくわかりません。
しゃーない、ばらすか。後ろ側のでっかい白いカウリングを外すのは初めてですが、強い味方のサービスマニュアルもあります。
最近非常に気に入っているフレーズ、「やってできないワケがない、やらずにできるワケがない」とぶつぶつ言いながらバラシにかかりました。


【症状編】
うーむ、エンジンに漏れたクーラントが流れたあとがある。しばらく前から漏れてたんだろうな。


下からのぞくと、まさにポターリと。冷えているときは気づきませんでしたが、走行後に駐車するとポタポタと落ちています。なんで今まで気づかなかったかなー。


ラジエターキャップの横にも漏れたあとがある。色々チェックし、太いホースはOKで細めのホース2系統がダメ、と判定しました。


最もひどいのがここ。キャブレターの下側です。なんでクーラントのホースがキャブに?と思い、サービスマニュアル・パーツリスト・ネットを駆使して調べると、キャブヒーターという部品です。温まったクーラントでキャブをあっためる働きなんでしょう。なるほどねえ。



【検討編】
しかし、これは大変なことになった。手が入らん。これは反対側のスキマから撮った写真です。あんな奥かよ・・・


キャブ側から見てもムリそう。しかし一番距離的に近いのはここだ。ここからなんとかするしかない。


エアクリーナーを外して左後ろ側から見た図。こっちからもムリ。


下側から。ひー。


この時点で、ダメモトでとりあえず部品発注。ホース3点、ジョイント1点、チューブクリップ6点で部品代は1,000円足らず。この修理を頼んだら工賃の方がはるかに高いのは間違いない。



司令官に、「今回は場所が場所なんで手が入らない。直せるかどうか全く自信が無い。部品は取り寄せしているが、もしかしたらバイクは今週末でダメかもしれない。」と正直に言いました。


司令官「・・・はあー・・」
ため息の意味→(ドラ1(長男の意)の結納来月なのよ、来年には結婚式なのよ、お金かかるのよ、なんとしても直してちょーだい!直らなかったら原付だと思いなさいよ、をため息一発で表現された。)



【外装バラシ編】
シート外します。


外側3本のボルトとってキャリアを外します。ついでにカウルを止めている2本のボルトも。


シート奥のメンテナンスリッドの中にある白いカプラを外します。


前側のタッピング4本とります。


後ろの2本のビスを外すと、このフタみたいなのがとれます。


タッピング2本・ボルト2本とります。これでカウリングを止めているネジ類は全部のはずです。


シートロックのワイヤーを外します。なんかコツがあるんでしょうが、すごく苦労しました。


前のステップ部分の黒いカバーも邪魔になりそうだったので外しました。
なにせ矢印のあたりからしかアクセスできません。


この2本のタッピングをとり、ガソリンキャップ・クーラントリザーブタンクのゴムキャップもとって、ガコガコすると外れます。


こんな感じ。ここまで外したのは初めてだ。ふー。




【修理編】
上からも手を入れたいので、ラゲッジボックスのボルト類を外して持ち上げておきます。バッテリー・スターターリレー等、配線関係も適宜外しておきます。


ここで真剣に検討した選択肢は、
(1)キャブを外すか?
   (調整狂ったらやだなー。まともに外れそうもないしなあ。)
(2)キャブヒーターだけ外せないか?
   (ビスの頭にドライバー入る角度じゃねえなあ。)
(3)長い先曲がりラジペンを買ってきてホースだけ外せないか?
   (外せるかもしれないが、新しいの入れられそうもない・・)

この3つを念頭におき、あっちこっち突っついてみていると、キャブは割りと柔らかい付き方をしている・・下の方をひっぱってみると、1.5cmくらい底が手前に向くことに気づきました。めいっぱい傾ければ、キャブヒーターを止めているビスの頭になんとかドライバーが突っ込めそう。よおし、(2)だな。


iPadに入れたパーツリストを見ながら、新品部品をセットしておく。


ワイヤーを適当にかけ、フレームからひっぱる。うまい具合にビスがこっちを向きました。よしよし、いけそうだよー、おいちゃん。
ところが、このビスが固い。秘密兵器のインパクトドライバーでなんとか回った。やっぱ道具だ。


やりー。キャブヒータハズレター!このときの高揚感っつったら。「勝ち」を確信した瞬間。


苦労させてくれたな、おめーよ。朝から初めてお昼すぎ、苦節数時間。下の太いラジエターホースはインパクトドライバー入れるのに邪魔だったので外しました。


今回交換するホースの1本はラジエターキャップへのやつ、こっちがエンジンにいってるもう1本のところです。エンジン側のはさすがに熱でかなり劣化しており、ラジペンで外そうとしてポキッと折れました。ゴムの弾力はすっかりありません。やばかったよ、おいちゃん。


ホースを交換したキャブヒーターを戻すとき、最初にひっぱった部分はまずい(なぜかはやればわかる)ので、キャブ下側の問題なさそうなところで引っ張りなおしました。


おニューのホース部品。あー、安心だ。他のホース等は大丈夫そうだったのですが、ここまでばらすなら交換してもよかったか。まあいいや、この次ね。もうばらすのいやだけど。


今回の修理は、部品発注のための原因調査でばらし、いったん元に戻して部品到着までクーラント補充しながらしのぎ、ついで本ちゃん修理と、足掛け7日かかったのですが、交換した部品はたったこれだけ。折れているのはラジペンでつかんだ途端にポキッといきました。熱硬化・経年劣化恐るべし。
この記事がMF06メンテで誰かの役に立つといいなあ。

司令官に「直りました・・ふひー」と報告したら、小生の大好物コメント「さすがね、アナタ!」(その意味は、「原付にならなくてよかったね!」ですが。)
ちなみに我が家では、小生に何かを命じるときは「お願い、アナタ」、終わったときは「さすがね、アナタ」で終わること、になっております。


フォルツァ(MF06)のメンテナンス2012/06/04

 えー、またまた久しぶりになります。
このブログの最初の記事が「CR-Vのドアミラー修理」なんですが、3年前のこの記事に今でもたま~にコメントを頂くワケです。同じ故障に見舞われた人が、「CR-V ドアミラー 修理」なんかで検索するとコレがひっかかると。
で、今日たまたま開いたら「新しいコメントがあります」でやっぱりドアミラーの話だったと。

ということは、更新がごくマレなこのブログがひと様のお役に立つのは、やはり同じようなケースの場合に検索されて~ということだよな、と改めて思ったのであります。で、MF06に乗っている人にしか意味が無いようなコトも書いてみっか、というのがコレであります。


MF06は、発進加速がイマイチだと思います。それだけでなく、つづら折れ峠道の登り坂ではコーナー出口の加速が不足して不安定になることがよくありました。小生のウデのせいももちろんありましょうが。(と、謙遜しながらも、実は本人はヘタなつもりはカケラも無いのですが)

んんー・・・ウェイトローラー変えてみっかな・・・しばらくベルト周りも開けてないし、結構減ってるかもしれないし・・・と突然思いはじめました。ちなみに、ウェイトローラーはスクーターの駆動関係の部品でございまして、ごく簡単に言うと、軽くすると加速が良くなりますがそのかわりに最高速・燃費が落ちる傾向になる、というようなモノです。

小生、基本的にメーカー純正派です。マフラー変えるとか、PCで言うところのオーバークロックとか、まったく興味がありません。安定稼動が一番、なんでわざわざリスキーなことすんの?という感じです。
しかし、発進加速についてはもうちょっとなんとかなんねーの?という感じが強すぎで、イロイロ先達の情報をアサってみました。
結果、「純正21g→15g・31g→30g」に変更し、結果「ものすごく満足」と書いておきます。


本当にMF06乗ってる人にしか意味ねーっすね・・・